長野・清水寺の1日
A day at Kiyomizu Temple, Nagano Prefecture First appearance on the Web: October 19, 2011
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長野県東筑摩郡山形村清水高原に真言密教の祈願寺「慈眼山清水寺(きよみずでら)」がある。紹介文には「標高1,200m、松本平を一望し、寺伝に、延暦年間に坂上田村麻呂が蝦夷征伐の折にこの清水寺を参拝、千手観音の霊験あらたかであったので、この観音様を京都に移し、それが京都の清水寺になったと言い伝えられる」とある。清水様式と呼ばれる千手観世音菩薩像を祀り、京都清水寺との関連が想像される。
入口の仁王門には古風な石造りの仁王像が安置され、大陸風である。参道には百体観音と呼ばれる石仏群がある。10月のとある夜、この寺で琵琶の演奏会があった。演目は平家物語の「敦盛」他。80の座席は満席で、壇の浦の戦いで熊谷直実が敦盛の首をかきとり苦しむ場面は、諸行無常という言葉をあらためて思い出させてくれた夜であった。
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