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2013年3月27日掲載

丹羽 諭   Satoshi Niwa ルポルタージュ
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 上信電鉄と沿線   Joshin Line and it's wayside   First appearance on the Web: December 27, 2012


2002~3年に群馬県のローカル線の撮影をした。目的は沿線の皆さんにもっと鉄道を利用してもらうための写真展を開くためで、高崎から下仁田間を走る上信電鉄とその沿線を取材している。明治30年(1897)に全線開通した路線で、イベントで大正13年(1924)に導入されたドイツ製の「デキ」と呼ぶ電気機関車が走った時は、大勢の鉄道ファンとカメラマンの興奮した雰囲気に驚いた。

富岡市の富岡製糸場は当時まだ一般公開をしていないので撮影許可は難しかった。それで電車の他には蒟蒻畑や牧場を回った。また戦国時代は小幡氏が支配し、江戸時代に入って織田信長の次男、信雄が立藩した旧小幡町を取材した。

山の中腹の住宅街から電車を狙ってカメラを手にウロウロして不審者と間違えられ、明け方に高架橋で電車を待っていた時も通報されて2度パトカーに職務質問を受けた。

使用カメラ:ニコンD1, D1H, D100。レンズ:DX10.5mm, FX18-35mm, 24-85mm, 80-200mm, 300mm。

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各作品の著作権はすべて撮影者に帰属します。
二次使用は固くお断りいたします。



01 高崎駅構内 高崎駅から下仁田駅まで駅の数は20ヶ所。レトロな駅舎もある。

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04 車窓から見る蒟蒻畑

05 車窓から見た鮎釣り?

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10 山の中腹も宅地化が進んでいる

11 蒟蒻畑を走る電車

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15 朝の通勤風景

16 「馬庭念流」道場 剣豪小説に必ずと言っていいほど登場する古来の剣術の流派で、樋口宗家が代々伝え今も門弟が通う。道場の正式名称は「傚士館(こうしかん)」。高崎市吉井町馬庭80。県指定史跡。馬庭駅下車。

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25 甘楽(かんら)町歴史民俗資料館 大正15年(1926)築の繭倉庫を資料館としている。甘楽町小幡852-1。建物が町指定重要文化財。上州福島駅下車3キロ。乗合タクシー(バス)がある。

26 甘楽町歴史民俗資料館 繭 大正時代は養蚕が盛んだった。

27 甘楽町歴史民俗資料館 円空仏

28 甘楽町歴史民俗資料館
   小幡氏朱備え具足
古くから小幡氏が支配し、武田信玄の武田24将の一人、小幡信貞は朱備えの騎馬隊500騎を率いたという。一族は江戸時代に松代藩士や幕府旗本として続いている。

29 山田家の虎口喰い違い郭 武家屋敷街が残っている。甘楽町小幡628。町指定重要文化財。

30 崇福寺織田家7代墓 織田信雄が元和元年(1615)大阪夏の陣のあと小幡藩2万石を得て152年間7代の墓がある。この信雄の織田家は江戸中期の明和4年(1767)に出羽高畠藩、更に天童藩と転封して幕末を迎えた。甘楽町小幡1416。町指定史跡。

31 長厳寺磨崖仏 境内奥の岩山に昭和60年に彫ったという(Web写真展デジタルカメラ11年7を参照)。他に多数の石仏がある。甘楽町小幡1926。

32 蒟蒻畑

33 味噌田楽

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35 ほたる山公園から見た
   下仁田の町並み


36 下仁田町神津牧場 下仁田から佐久市に向う国道254線の途中にある。明治20年(1887)に出来た日本最初の洋式牧場でジャージー牛の導入で知られる。甘楽郡下仁田町南野牧250。

37 デキ1形電気機関車 上信電鉄が大正13年(1924)ドイツのシーメンス社から輸入したわが国最古の電気機関車。鉄道愛好家に人気が高く、付いたあだ名が「上州のシーラカンス」。

38 デキ1形電気機関車

39 デキ1形電気機関車

40 デキ1形電気機関車

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