埼玉県鴻巣市役所(鴻巣市中央1-1)ロビーで市の観光協会が主催、毎日新聞社が後援する日本一高いピラミッド型のひな祭りが開かれている。平成17(2005)年から今年で11回目を迎える恒例行事である。昨年3月の土曜日に行った時は雨天にかかわらず混雑していたが、今回の撮影は平日の午前中で天気は晴れだが空いていた。
高さ7mで31段のひな壇に、一般家庭から寄贈された約1800体の人形が所狭しと並び、スケールの大きさには圧倒される。人形の数は年々増え、ひな飾りはこの市役所ロビー(2月14日~3月7日)の他、隣の文化センター「クレアこうのす」など、市内各所で展示されている。
埼玉県は昔から越谷、岩槻、鴻巣市で節句人形作りが盛んだった。市の説明では全国の生産量の約46%を占め一位(平成19(2007)年度出荷数)だとか。鴻巣の人形は江戸時代初めに京都の仏師が移り住み、土雛を作り始めたことに始まるとされる。「鴻巣雛」と呼ばれて人気を博し、ひな市も開かれ、その歴史は約380年に及ぶ。明治時代に最も繁栄し、人形業者30軒、職人の数300名との記録もあるという。鴻巣市は現在も旧中山道沿いに専門店が軒を連ねる人形の町である。埼玉県の伝統的手工芸品にも指定されている。
なお、11月14日には市内の古刹「勝願寺」で壊れたりした人形の「お焚きあげ」をして供養をする。
参考Webサイト:鴻巣市観光協会 鴻巣びっくりひな祭り 公式HP http://kounosubina.main.jp/
01-30:今年 平成27(2015)年2月16日(月)撮影
使用カメラ:ニコンD610, D5300. レンズ:FX16-35mmf/4G, DX18-300mm f/3.5-6.3G.
ISO感度 400, 6400, 12800.
31-40:昨年 平成26(2014)年3月1日(土)撮影
使用カメラ:ニコンD800, D3200. レンズ:FX 35mmf/1.8G, 70-200mmf/4G.
ISO感度 400, 6400.
|
|